21.クレジットの不思議  ~質疑応答形式~

21.クレジットの不思議 ~質疑応答形式~

こんにちは。

映画をご覧になるとき、クレジットを見ますか?

 

私は気になので、しっかりと見ます。

特に、協力した建物や撮影地を知りたいからです。

 

(画像引用:TABI CHANNEL

 

そこで、各サイトを参考に、クレジットの謎について、質疑応答形式で記したいと思います。

 

 

クレジットの語源は?

 

クレジットは、「信用 (credit) 」という言葉が語源です。

キャスト、スタッフ、監督、プロデューサーなど、各作業ごとの責任者を明示するという意味がクレジットにはあるのでしょうね。

なお、creditを和訳サイトに掛けると、「名誉」「面目」という日本語も載っています。

 

 

 

ハリウッド映画のエンドクレジットが長い理由は?

 

特に「スターウオーズ」以来は、映画製作にかかわった多くの人をクレジットするようになりました。

ルーカスがスタッフへの感謝をこめて彼ら全員の名前を残そうとしたからです。

 

では、ルーカス以外の映画でもクレジットの長さが一般的になったのはなぜか?

それは、ハリウッド映画界のスタジオ(経営者)と組合(ユニオン)の力関係が原因です。

例えば、脚本家組合がストをおこすと、映画製作自体がストップします。

これでは経営者はたまったものではありません。

そこで、経営者側は映画製作に関係した人々を尊重する意味でも、出来るだけ多くの方をクレジットする慣習ができました。

 

(参考サイト→Yahooニュース紀平照幸氏2013.8.20

 

 

「特別出演」・「友情出演」は、どんな人がクレジットされるの?

 

 

【特別出演】

映画の一部分にしか登場しない役柄に起用された大物俳優が出演するときにクレジットします。

主演などがすでに決まっていて、彼ら彼女らよりも大物役者に脇役として出演してほしいときに「特別出演」とクレジットします。

ギャラは通常通りです。

 

【友情出演】

監督をはじめとする映画の有力関係者が、自分の友人の中で特に出演してほしい大物俳優に出演してもらうときにクレジットします。

「友情」というくらいですから、ギャラは低価格です。

 

【特別出演と友情出演との関係】

ウィキペディアによりますと、次のような見方もあるようです。

自分の劇団を持っている人―文学座の杉村春子先生、民藝の滝沢修先生、宇野重吉先生等―が特別に出るんで『特別出演』っていったんだけど、それがだんだん乱れてきて、どうしても出したい人が、名前のことでうるさいとなると、「『特別』にしますから」っていうことが増えた。

『友情出演』は『特別』まではいかないけど、本人とちっとも仲良くないのに『友情出演』するのは大笑いですよ。気休めなんですよ。

同じような年代で『特別出演』だとおかしいでしょ、だから『友情』にするんです。

この世界は「あいつより俺が上だ」とか、そう思う人ばかりなんですよ。

— 淡島千景、「淡島千景 女優というプリズム」青弓社、2009年、284頁

私が推測するに、映画はスポンサーも含め多くの個人・組織が関わりますので、複雑な利害と心情が絡み合ってクレジットが決定するのでしょう。

この意味では、映画の総責任者が一番悩み気にするのが、クレジットの名称と掲載順序ではないかと思います。

 

 

米タイム誌が選ぶ「エンドクレジットが印象的な映画ベスト10」

 

2012年と古い年代ですが、標記を記します。

 

「スラムドッグ$ミリオネア」の一場面
(C)2008 Celador Films and Channel 4 Television Corporation

 

べスト10は以下の通り(順不同)。

▽「スラムドッグ$ミリオネア
▽「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
▽「チャンス
▽「スパイナルタップ
▽「ポリス・ストーリー 香港国際警察
▽「フィクサー(2007)
▽「ドーン・オブ・ザ・デッド
▽「ウォーリー
▽「偉大なるアンバーソン家の人々
▽「SUPER 8 スーパーエイト

 

(引用:「映画.COM」

 

解体工事における役割分担に関心のある方は、こちらのサイトまで。

クレジットの英語と日本語。その1

 

この章は、「Vook」を引用しました。

アドレスは、この章の最後に記しました。
リンクしたアドレスから全文をお読みいただけましたら幸いです。

 

この記事では、映画の製作に携わる人々の中でも、Above-The-Line(ラインの上)、いわゆる「ATL」と呼ばれる役職などを取り上げます。

(略)

エンドクレジットに出てきた役職・肩書の英語を見ていきたいと思います。

※○○には名前が入ります。
該当する人が2名以上の場合、”Producers”のように複数を示す”s“をつけます。

◆監督

= Directed by 〇〇、Director

 

◆製作、プロデューサー

= Produced by 〇〇、Producer
(関連)
◇製作総指揮
= Executive Producer
◇共同製作
= Co-Produced by ○○、Co-Producer
◇製作協力
= Associate Producer

 

◆脚本

= Story by 〇〇
(発案者、プロットやアウトラインを書いた人)
Screenplay by 〇〇
(プロットにシーンや会話を加え、脚本にした人)
Written by 〇〇
(物語を発案し、それを脚本にした人)

 

◆原作

= Based on a story by 〇〇
(関連)
◇原作が小説
= Based on the novel ‘小説タイトル’ by ○○
◇**年の脚本のリメイク
= Based on the ** screenplay by ○○
◇過去作品の続編、シリーズもの等
= Based on Characters Created by ○○

 

◆撮影

= Director of Photography, Cinematographer, Shot by ○○

 

◆編集

= Edited by 〇〇、Editor

 

◆音楽

= Music by 〇〇

 

◆プロダクションデザイン

= Production Designer

 

◆衣装

= Costume(s) Designed by 〇〇、Costume Designer

 

◆キャスティング

= Casting by ○○

 

◆出演

= Lead Cast, Supporting Castなどの表記をせず、俳優の名前のみを出しているものが多い

 

以上、今回調査した作品から推察した、米国映画で一般的と思われるクレジットの表記をまとめました(例えばイギリス映画などでは、異なる呼称が使われることもあるようです)。

ATLでクレジットされるのは作品への寄与度が特に高い人々ですが、必ずしも全作品に共通した役職が当てはまるわけではありません
例えば、フルCGのアニメーション映画であればCGアーティストが、ダンス中心のミュージカルであれば振付師が加わることもあると思います。

また、ハリウッド映画などでは、契約によってクレジットを出す順番が決まることもあるようですが、逆に言うと、契約で定められていない限り厳密なルールは無いようです

(引用:Vook「映画クレジットの英語での書き方を調べてみた」

 

 

【私の感想】

きっと、それぞれの組織や担当者ごとに、細かな契約書が作られているのでしょうね。

そして、莫大な契約書を専門に作る芸能専門法律関連会社がアメリカには幾つも存在するのではないかと思います。

ご苦労さまです。

クレジットの英語と日本語。その2

 

次は、「カントクカン(監督館)」からの引用です。

アドレスは、この章の最後に記しました。
リンクしたアドレスから全文をお読みいただけましたら幸いです。

 

洋画を観ていると、エンドクレジット(エンドロール)は英語のことが多いかと思います。

英語だと、この人は何をしてる人とわからなくなる時がありますので、担当を日本語にまとめました。

英語表記 日本語読み 意味
Presents プレゼンツ 製作会社など
In Association with イン アソシエーション ウィズ 協力会社、プロダクション名など
CAST キャスト 俳優、女優
Producer プロデューサー プロデュースした人
Co-Producer コープロデューサー 共同プロデューサー
Written by リトゥン バイ 脚本担当
Director of Photography ディレクター オブ フォトグラフィー 撮影担当
Music by ミュージック バイ 音楽担当
Production Designer プロダクション デザイナー 美術担当
Costume Design コスメ デザイン 衣装担当
Editor エディター 編集担当
Sound Department サウンド デパートメント 録音や音響設計担当
Visual Effects ヴィジュアル エフェクト 特殊効果
Completion Bond Services Provided コンペティション ボンド サービス プロバイディッド 製作保険の会社
Production Insurance Provided プロダクション インシュアランス プロバイディッド 器物破損や事故などの保険会社
Title and Opticals タイトル アンド オプティキャルズ オープニングやエンドロール製作会社

 

(引用およびアイキャッチ画像引用:「カントクカン」

 

【私の感想】

映画製作に関わる全ての組織や担当者が記される傾向にあるようですね。

何かで読んだのですが、スタッフを大切にする総責任者は、driver(運転者)のクレジットには撮影中の昼食ピザを運んだdriverの名前も書き入れたそうです。

私の名前もクレジットに載せてくれる機会があればと思います。

 

 

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