映画の疑問と不思議

目次

1.映画の時間、2時間は長くないですか?

・90分映画コーナー
・映画が2時間である理由
・皆さんの回答

2.映画館の特別席を利用なさったことがありますか?

・昔の特別席
・現在の特別席
・理想の特別席

3.『アメリカン・スパーナー』の赤ちゃんはなぜ人形なのか?

 

 

 1.映画の時間、2時間は長くないですか?

90分映画コーナー

 

レンタルDVD店で、「90分映画コーナー」という棚を見つけました。

上段は、キャストの25年後です。
(画像引用:nickleshi.blogspot.com)

 

陳列されているDVDを見ると、過去に観て感動した映画もありました。
自分としては、その映画が短かったという印象がなかったので、「そうか、この映画は90分だったのか」という小さな驚きを感じました。

同時に、そもそも映画の時間は2時間が標準なのはなぜなのだろうか、と疑問を感じました。

映画が2時間である理由

 

まずは、自分なりの推測を書きます。

1.
演劇の時間が2時間だったので、それにならった。

クラシックコンサート、野球などのスポーツも休憩時間を入れて2時間が多かった。
(CDの大きさを決めたといわれる「第九」は60分少々。他の曲と休憩を入れて2時間)

 

2.
映画のフィルム、または映写機の作動時間が技術的に2時間が限度だった。

「風と共に去りぬ」をリバイバルで初めて見たときでした。
上映中に「フィルムを交換します」のようなメッセージがあり、数分何も映らない時間帯がありました。
フィルムが前半部分・後半部分と2本あり、2時間以上の映画は2時間目にフィルムを取り替えて映写機にセッティングしていたのでしょう。

(画像引用:Yahoo!映画)

 

3.
人が集中できる時間が2時間。

全くの推測ですが、大学などの研究機関が作業効率を研究した結果、2時間が限度だったのだろうと思います。

 

4.
間違いだろうけど、もしかするともしかする推測。

・恋人同士が一緒にいてちょうど良い時間が2時間なので、あわせた。

・コース料理をワインと楽しむ時間が2時間なので、あわせた。

・不思議なことに、マラソンの世界記録も大相撲幕ノ内取り組みも2時間です。

 

以上が自分の推測ですが、当っているような気もするし、的外れなような気もします。
サイトで調べてみますね。

「映画 2時間 理由」で検索した結果、次のサイトを見つけました

1.「教えてGoo!」→こちらをクリック

2.「Yahoo知恵袋」→こちらをクリック

3.「映画の素晴らしさ」→こちらをクリック

4.「フィルマガ」(90分以内映画の紹介)→こちらをクリック

5.「シアター ciatr」(長い映画の紹介)→こちらをクリック

 

どの理由も正しいように思いますが、決定的な理由は分からなかったです。

 

私、歳と共に長い映画は集中力が続かなくなっています。
特にDVD鑑賞。
DVDは自宅で観られるので、途中で一時停止ボタンを押して、皿洗いをしたりストレッチをしたり。

 

皆さんの回答

 

映画は何故2時間か?
この答えが気になったので、サイト以外の方法で伺った内容を記します。

 

・まずは、映画好きの信頼できる知人に尋ねてみました。

「仮に生理的に見続けることができても、8時間映画を一日がかりで上映し、入場料を通常の2時間映画の数倍にするのはさすがに無理。やはり最大の理由は興行の都合だろう。お客さんを一日何回転できるかで売り上げが決まるから」。

 

・次は、マイケル・ムーア監督が「最高のドキュメンタリーの傑作」と称賛した『ゆきゆきて神軍』の監督、原一男さんのお話。

ラジオ番組でゲスト出演されていた原監督がおっしゃっていたことです。
NHK第一ラジオ『かんさい土曜ほっとタイム』2018年4月14日

「どれくらいの時間にまとめればいいかと考えたのです。人が生理的にも身体的にも耐えられるのは2時間かなと思いました」

との内容をおっしゃっていたように記憶します。
もしかすると、「周囲の人に尋ねたら」という言葉が前置きにあったかもしれません。
はっきりと覚えていなくてすみません。

 

2時間。
観る人にとっても、映画館にとっても、ちょうど良い時間なのですね。

 

2.映画館の特別席をご利用なさったことがありますか?

 

今も映画館に特別席ってあるのだろうか、とふと疑問に思い知人に尋ねました。

今も特別席ってあるのですね。

 

昔の特別席

 

昔の封切館の特別席には、白いカバーが掛けられていました。
場所はスクリーンと最後列席の真ん中で、スクリーン中央でした。

立ち見が出るくらい混んでいるときだけ、何席かが使われていたのを思い出します。
でも、地方で特別席を見た記憶がないので、都会だけに特別席があったのかもしれません。

値段は普通の席の2倍もしなかったような?

(画像引用:ライブドアブログ)

現在の特別席

 

「映画館特別席」でグーグル検索した結果、上位の二つを記します。

・NAVITIME TRAVEL(東京近郊の映画館20選)→こちらをクリック

・webNote(特別なシートのある映画館)→こちらをクリック

 

豪華ですねえ。

新幹線の特別席は乗ったことがあるのですが、そんなものじゃない豪華さですね。

特に個室風な席と専用ラウンジまである「新宿ピカデリー」のプラチナルームには驚きました。

専用シアター内プラチナルーム

専用ウェイティングルーム

料金30,000円 (2名様で)

 2名様分の映画鑑賞代(スクリーン1上映作品)
 選べるウェルカムドリンク
 選べるウェルカムスイーツ
 専用ウェイティングルーム利用
 駐車場1台最大4時間無料(利用時間 8:00~23:00)

(画像とサービス内容引用:「新宿ピカデリー」→こちらをクリック)

 

大切な方と二人でウエイティングルームで1時間、プラチナルーム2時間。
合計3時間をゴージャスに過ごせると考えたら、他の娯楽施設よりいいのかもしれません。

とはいっても、これは観る映画を厳選しないといけないと思います。

夢のようなときめく恋、芸術的な撮影、素敵なキャスト、好きな脚本家と監督。
・・・どの映画を選ぶかで「センス」が問われれそうですね。
・・・私でしたら、初めて配偶者と一緒に鑑賞したリバイバルを観たいです。

 

ところで、プラチナルームの料金は2名分で3万円ですね。
他の料金と比べたくなりました。

 


・大相撲の二人用升席は、約2万円。
(午前8時から18時まで10時間。幕内の取組だけならば2時間)
日本相撲協会サイト→こちらをクリック

 


オペラ「カルメン」(2018.11.23~12.4)のB席2席は、約2万6千円。
(上映予定時間は休憩時間も入れて3時間35分)
新国立劇場サイト→こちらをクリック

 


歌舞伎の「四月大歌舞伎」の2等席2席は、約2万8千円。
(幕間をいれて約4時間(昼の部)~約5時間(夜の部))
歌舞伎座サイト→こちらをクリック

 


・リムジン(レンタル)は、1時間で2万5千円。
(ハーフボトル付き)
「レンタル リムジン」でグーグル検索し上位にあったサイト
こちらをクリック

 

比べるってのがそもそも野暮というものでしょうか?

 

理想の特別席

 

自分の欲の深さと軽薄さをさらけ出すようで恥ずかしいのですが、わがままを書かせてください。

 

1、
文化の違いなどが原因で分かりにくい仕草や台詞が映画に登場するたびに、
背景を簡潔に説明してくれる解説者が隣に座ってくれたらありがたい。

「歌舞伎の同時解説イヤホンガイド」でも可→こちらをクイック

2、
映画の中に飲食場面があったら、同じ料理が少量でいいので同時に味わえる。

特に『バベットの晩餐会』の料理とワインを味わいながら映画を観たいです。
上映と同時が無理ならば、お土産でも可。


3、
自宅まで映画館に送り迎えしてもらえる。

4、
映画鑑賞後、マッサージをしてもらえる。
特に眼と腰。

5、
映画ロケ地への往復旅行券がいただける。

 

こんなところでしょうか。

 

 

 

3.『アメリカン・スパーナー』の赤ちゃんはなぜ人形なのか?

 

『アメリカン・スナイパー』は、アメリカで後悔された映画の内で、一番の興行収入をあげたそうです。

ウィキペディアによれば、制作費が5千8百万ドル、興行収入はアメリカだけで3億5千万ドル。

さて、鑑賞中に気になったのは、主人公が抱く赤ちゃんが人形だったことです。

60億円を超える製作費ですので、「赤ちゃんモデルエージェンシー(という会社があるならば)」に依頼し、本物の赤ちゃんを出演させられたはずです。

にも関わらず、人形!!!

 

(画像引用 http://cemt.web.fc2.com/americansniper.html)

 

これはきっと監督、クリント・イーストウッドの深い意図があるのではないかと思いました。

映画には、イラク戦争で主人公クリス・カイルが多くの戦果を挙げる場面が描かれています。

 

以下はイラク戦争の概略です。

そもそも、イラク戦争は「イラクは大量破壊兵器を隠し持っている」という情報を基に、アメリカ・イギリス両軍等が2003年3月にイラクに侵攻したことから始まりました。

(日本もアメリカを支持し、「イラク特別措置法」を作り人道支援のため自衛隊をイラクに派遣させましたね)

ところが、イラク査察では大量破壊兵器は発見されなかったことが2004年に確定したのを受けて、「大義なき戦いだった」との批判が沸き起こりました。
(イギリスでは当時のブレア首相が退陣に追い込まれました。)

以上、概略終わり。

 

私は、映画で本物の赤ちゃんではなく人形を使ったのは、「イラク戦争が大義なき戦いだった」ということを暗示させる目的だったのだろうと推測しました。

大量破壊兵器があるという情報は真実(=赤ちゃん)ではなく、ダミー(人形)であったという暗示です。

 

映画の主人公はイラク戦争からの帰還後、心を患います。

このことからも、イラク戦争への批判が込められていると思いました。

 

ところが、ところがです。

 

ある映画評論家の話を聞きますと、「赤ちゃんは急に熱を出してしまい出演できなかった→クリント・イーストウッドは赤ちゃんの回復や代役探しに時間を取りたくなかったので、人形を使った」とのことです。

クリント・イーストウッドのコメントを聞いたことはありませんので、事実は分かりません。

クリント・イーストウッドは、早撮りの癖を持っているそうですので、この評論家の話は正しいかもしれません。

でも、人形はイラク戦争に対する疑義の暗示であるとも思いたいです。